菜園日記:佐倉義民伝(前進座)

5月20日、菜園おばさんと一緒に国立劇場に出掛ける。成田線で北千住で東武線に乗り替え、半蔵門まで約2時間電車に揺られる。久し振りの東京である。

11時半から大劇場で前進座の佐倉義民伝(三幕)が始まる。江戸初期、凶作と佐倉藩の年貢割り増しで389ヶ村の百姓は生死をさまよう。

この窮状を名主総代の木内宗五郎と百姓代表は佐倉藩に減免を申し出るが断られ活路が見出せない。最後の手段として将軍に直訴し、佐倉藩に捕らえられる。

宗五郎ははりつけ、子供4人は打ち首の刑に処せられる。直訴は成功し389ヶ村の百姓は苦しみから解放される。

宗五郎を嵐芳三郎、女房おしんを川原崎国太郎、渡し守甚兵衛を藤川矢之輔が演じる。印旛沼渡し場で渡し守甚兵衛が鍵を切って宗五郎を逃がすシーン。

家族で再開したのもつかぬ間、女房おしんと子供3人と別れるシーンでは感激で自然と涙がほうを伝わる。年をとると涙脆くなるのだろうか。

前進座の嵐芳三郎さん、川原崎国太郎さん、藤川矢之輔さん、他の皆さんの熱演ありがとうございました(2019年5月21日作成)。

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