家庭菜園には四季を通じ多くの雑草が蔓延る。最も除去に苦労しているのが「ハマスゲ」、「ハマスゲ」は、スギナ同様に特に防除が難しい強害雑草として知れている。
(駐車場や道路に蔓延るハマスゲ)
その理由は
➀刈り取り耐性が強く、地上部を何度刈り取ってもすぐに再生する。
➁ひと夏で1つの塊茎から300個以上の新塊茎が形成されるほど繁殖力が強い。
➂地下30cmの塊茎からも萌芽する。
➃耕して塊茎を切断すると、各切断部分が新たに萌芽し、増殖を促進する。
などが挙げられる。
水分の多い浜辺や水田に発生することが多く、且つ温かい関東以西に多い。逆にハマスゲは「乾燥・寒さに弱い」のが弱点。
(シャベルで掘り起こし駆除する)
ハマスゲは「水分21%以下」もしくは「温度-5℃以下で2時間」の環境で生育がとまり、枯れと言われている。
(ポリ袋に入れ天日乾燥する)
農薬は使用したくないので、シャベルで掘り起こし本体や球根を取り出す方法で駆除している。菜園の近くのばあさんが空き地に廃棄したのが最初。
数年でどんどん繁殖し、手に負えなくなった。軽トラの駐車場や道路をシャベルで掘り起こし除去する、手間の掛かる作業であるが暇を見つけて駆除している(2020年6月6日作成)