11月28日、昭和33年に卒業した中学校の同窓会が伊香保温泉で開催される。場所は伊香保グランドホテル、渋川駅からバスで20分の標高600mの榛名山の中腹にある。
12月11日で満77歳となる。朝9時に成田線小林駅を出発し、上野駅~高埼駅を乗り継ぎ13時に渋川駅に到着する。真冬の服装で来たが群馬県は寒い。
約110名の卒業生(物故者25名)のうち27名の爺さん、婆さんが出席する。爺さんの名前と顔は思い出せるが、婆さんになると半数が思い出せない。
少し会話をすると中学校時代の面影が出てくる。中学校では生徒会長をしていたので、相手に名前を呼ばれても相手の名前が出てこないのは悪いような気持になる。
和気あいあいの宴会で腹を膨らませ、2次会では各自が近況報告をする。ガン、糖尿病、脳血栓、脊椎狭窄症などの病気と闘っている人。
数年前に旦那さんを亡くした人、元気でリンゴを栽培している人、同窓会に出席した人はみな元気である。差し入れのリンゴや赤飯を頂きながら沼田弁の会話が席を盛り上げる。
4人の相部屋、早めにベッドに潜り込む。今回もついていない、隣に寝たAさんのイビキがすごく、一睡もできなかった。朝5時に起床し温泉に浸かる。
「いい湯だな」、「いい湯だな」と歌いながら眠気を覚ます。朝食はバイキング、和洋食をしっかり摂り、同級生に別れをする。
高崎駅から上野駅までぐっすり寝る。77歳の平均余命は11年、88歳まで生きることができるのだろうか(2019年11月29日作成)