ジャガイモ:キタアカリの収穫

3月上旬に植え付けるジャガイモは、そうか病対策から落花生の跡地にする。12月2日、落花生の跡地に生えている雑草を抜き取る。

12月4日、落花生の跡地をシャベルで深く耕し天地返しをする。2018年1月20日、種イモ3kgを購入し浴光催芽を始める。

2月7日、1条の仮畝にそうか病対策の一つとして木酢液液と米の研ぎ汁発酵液を散布する。2月13日、天地返しをした耕地を3本鍬で耕し3条の仮畝をつくる。

2月19日、元肥を施し、畝をつくる。2月23日、種イモを二つに割り、切り口の乾燥を始める(腐敗防止処理)。2月26日、購入種イモ3kg(64片)を植え付ける。

3月18日、発芽が始まる。霜害対策に不織布をベタ掛けし重石をのせる。4月1日、霜害対策の不織布を撤去する。発芽していない8ヶ所に種イモを植えつける。

4月2日、種イモが余ったのでダイコンの跡地に元肥を施し、2回目の畝をつくる。4月3日、2回目の種イモ(24片)を植え付ける。4月11日、霜除けの不織布を撤去する。

4月16日、2回目に植付けた種イモの発芽が始まる。5月18日、2月26日に植付けたジャガイモ(キタアカリ、トーヤ)の葉が黄色くなる。

5月26日、2月26日に植付けたトーヤの試し掘りをする。6月13日、トーヤを収穫する。

17.キタアカリの収穫(6月17日)

6月17日、キタアカリを収穫する。先ずジャガイモの残渣を引き抜き、畝間に生えている雑草を除去する。畝間をシャベルで掘り起こし黒マルチを回収する。

(右が米糠添加栽培のジャガイモ)

そしてシャベルでジャガイモを掘り起こし、土の上で1~2時間乾燥させる。今年は雨が少なく生育もよかったため大きいイモが多い。

割れ目が入ったイモも数個あったが、腐敗したイモは少なかった。収穫量は15.2kg(種イモ1kg)。今年はそうか病対策として市販の有機肥料、木酢液・米の研ぎ汁散布、米糠の併用の3つのテストを行なった。

落花生畑のテストは

①市販の有機肥料:そうか病は半減しているが、アザは消えていない。

➁木酢液・米の研ぎ汁散布と市販の有機肥料:そうか病は半減しているが、アザは消えていない。①と変らない。

③市販の有機肥料・米糠添加:表面はきれいであるが、そうか病はなくなっていない。

となった。米糠添加の効果はキタアカリでは少ないことが分かった。

春ジャガイモの作柄とピックスは

①市販の有機肥料・米糠添加は中粒の大きさとなった。市販の有機肥料と米の研ぎ汁散布は大きなイモとなった。

➁割れイモは少なく、腐ったイモもあった。

③木酢液液や乳酸菌を土壌に散布したが、そうか病は発生した。

④木酢液液や乳酸菌を土壌に散布したが、土壌pHは6.6と高く低下しなかった。

などが挙げられる。

種イモ1kg当たりの収穫量は約15kg(昨年度の収穫量は21kg)、昨年に比べ減少している。原因は種イモの発芽率が悪く、10株程度を再度植付けしたが生育は悪かったためと考えている。

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