自宅の庭に観賞用に植えつけた梅の木が1本ある。自宅を購入した昭和57年に埼玉の植木屋が植えた、36年間も花を咲かせている白梅である。
(今年は梅の実が大豊作)
菜園おばさんが梅酒や梅干に加工していた、4年前に主枝が枯れ新しい苗を植えつけようとしていた。樹木の生命力は凄いものである。
1本の側枝から枝が伸び、花を咲かせ実を着けるように生長した。今年はたくさんの花が咲き、大きな実が生った。6月4日、梅の実を収穫する。
5kgの収穫量、大粒の実は梅酒用、小粒は梅干に加工する。菜園おばさんが実を洗い、ショウギで水を切る。台所中に梅の香りが広がる。懐かしい香りである。
子供の頃の6月は、梅の実やスモモ、グミ、スグリ、シャゴメ、イチゴなどを生食した。特に梅の実を食べると疫痢になると、祖母から叱られた。
いろんな実を食べたが、下痢をしたことはなかった。いろんな梅の実を食べると、子供でもどの実が美味いかが見分ける力がつく。
美味い実しか食べられない現在の子供達、味覚の幅が減少しているのではないでしょうか。昔経験した味覚は今でも忘れないものである(平成30年6月4日作成)