肥料づくり:EMボカシ肥料(2)

2018年1月5日、原料に米糠、油粕、鶏糞、草木灰を用いたEMボカシ肥料(2)をつくる。窒素、リン酸、カリを2~3%含むバランスの取れた肥料である。

各種野菜の元肥や追肥に用いる。

 

1.EMボカシ処方(1月5日)

以下の処方で製造する。

・米糠:3kg(窒素2.7、リン酸5.4、カリ2.1、C/N比17.8)

・菜種油粕:4kg(窒素5、リン酸2、カリ1、C/N比7.0)

・草木灰:1kg(窒素0、リン酸2、カリ8、カルシウム9、シリカ5)

・生ゴミ用EMボカシ:約30g

・雨水:約1000g(EM生ゴミ堆肥分離液20ccを添加)

計   約9kg

推定肥料組成は窒素2.4、リン酸2.9、カリ2.0、カルシウム1.0、シリカ0.6%となる。

2.製造法

 

(1)仕込み(1月5日)

米糠3kg、油粕4kg、草木灰1kg、生ゴミ用EMボカシ30gを計量しトロ箱に投入しトロ箱の中で十分かき混ぜる。

(トロ箱でボカシ原料を混和する)

原料に水800ccを投入し水と原料を手で混ぜ合わせ水と馴染ませる。底に粉が残るので十分混ぜ合わせる。残りの200ccの水を少しずつ加え混ぜ合わせる。

うどん粉に水を加えパサパサ状にする要領と同じである。軽く握って、塊がポロポロと崩れるくらいになったら終了とする。約9kgのボカシ肥料の仕込みが終わる。

18リットルの石油缶に仕込みが終わった原料を投入する。金属の蓋で密閉し、内部を嫌気性雰囲気にする。

(2)発酵(1月5日~2月末)

石油缶に詰めたEMボカシ肥料は、トマトハウスの温室に入れて発酵させる。温室に割竹を敷き置く。EM菌は嫌気性雰囲気下(酸素がない雰囲気)で発酵が進む。

(石油缶に入れトマトハウスで発酵させる)

最適発酵温度は25~35℃、内部温度が10℃以下では発酵は進まないと言われる。今日の室の内部温度は8℃(気温4℃)であった。

時々内部温度を測定し時間を掛けて発酵させることにする

(3)用途

 

EMボカシ肥料(2)は窒素2.4%、リン酸2.9%、カリ2.0%とバランスの良い有機肥料。EMボカシ肥料(2)は各種野菜の有機肥料として用いる(2018年1月5日作成)。

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