例年だと７月２０日頃に梅雨明けし、７月下旬から本格的な夏となる。７月は雨が多く、さらに気温や湿度も高く病害虫が発生し易い月である。
キュウリのうどん粉病、トマトのダニ、ゴボウのアブラムシ、オクラのカメムシ、コンニャク・サトイモ・ヤマイモのイモムシ、ニンジンのキアゲハ幼虫の食害には特に気を付けたい。
７月に播種する野菜は夏播きキャベツとブロッコリー、スティックブロッコリー。植え付ける野菜はトウモロコシ（２）、秋キュウリ位である。
収穫を始める野菜はオクラ、ゴーヤ、マクワウリ（１）、大玉スイカ。キャベツ、ズッキーニは撤収する。
１．土づくり・畝づくり
秋キュウリの畝づくり、夏播きキャベツ・ブロッコリーの苗床づくりをする。
➀トウモロコシ（２）、秋キュウリの畝づくり（上旬～中旬）
➁夏播きニンジンの畝づくり（中旬）
２．播種・植え付け
夏播きキャベツ、ブロッコリーを播種し、秋キュウリを植え付ける。
（１）播種
①夏播きキャベツ、ブロッコリー、スティックブロッコリー（中旬～下旬：苗床に直播き）
➁夏播きニンジン、サニーレタス、細ネギ（中旬：直播き）
（２）植付け
①秋キュウリ（中旬：黒マルチ）
３．その他の作業
落花生の追肥・土寄せ、長ネギの追肥、コンニャク・ショウガの追肥・土寄せ・敷藁、サトイモの追肥・土寄せなどを行う。
➀落花生：追肥・土寄せ（上旬）
➁長ネギの追肥（２回目）、サトイモの追肥・土寄せ（２回目）（上旬～中旬）
➂キュウリ・ナス・ピーマン、モロヘイヤ、ゴーヤの追肥（上旬～下旬）
➃コンニャク・ショウガの１回目の追肥・土寄せ（中旬～下旬）
⑤コンニャクの敷き藁（中旬～下旬）
４．収穫を始める野菜
以下の夏野菜の収穫が始まる。
➀赤シソ、小玉スイカ、カボチャ（上旬）
➁ゴーヤ、オクラ、マクワウリ（１）、大玉スイカ
（中旬～下旬）
５．撤収する野菜
以下の野菜を撤収する。
➀トウモロコシ（１）、枝豆（１）（上旬～下旬）
➁ズッキーニ、キャベツ（中旬～下旬）
こまめな防虫剤の散布や害虫捕殺で夏野菜の食害を防ぎたい。干ばつ対策として敷藁や堆肥施肥、潅水をしっかりしたい（２０２１年７月１日）。