8月7日、群馬県沼田市の弟から宅急便が届く。玄米30kgと段ボール詰めの枝豆、段ボールの中には天狗枝豆が14袋も入っている。
それにしても数が多い、夫婦二人ではとても消化できない。枝豆は時間が経過すればするほど、美味しさが半減する野菜。
運よく長男と孫は近くに居たので枝豆とシソジュースを持たせる。小さなボール箱を探しと二男の家へ送る手配をし、宅急便で発送する。
天狗枝豆とは、群馬県利根・沼田地区の農家が栽培している枝豆のブランド名である。莢には3粒の豆が入り、1粒入りの莢は無い。
茹でて食べると、豆が甘いのが特徴。一部のスーパーで販売されているが、一般の枝豆より1袋100円以上高い。
その理由は、利根沼田地方の土地が粘土質で大豆栽培に適しているためである。菜園おじさんの子供の頃の畑作は、麦と大豆の輪作がほとんどであった。
小麦は美味しいうどん、大豆で味噌や豆腐、黄な粉をつくっていた。麦を刈り取った後の畝に、大豆を播き覆土する。発芽後、7月末に土を寄せるだけの栽培法。
秋には実の入った大豆が収穫出来る。大豆は簡単に栽培できると思っていた。ところが、印西市の畑は砂質で水持ちが悪く大豆栽培は難しい。
莢は出来るが、実が入らない。また実が入った豆はカメムシの食害に遭い、食べることが出来ない苦い経験がある。
そんなことを思いながら、故郷の枝豆をつまむ。我が菜園の枝豆と比べると美味い、茹でた1袋分を菜園おばさんと食べてしまう。
7月からキュウリ、トマト、スイカ、マクワウリがテーブルの主役、豆類は久し振りの登場である(2017年8月8日作成)。