2月2日の節分で一年で最も寒い大寒が終わり、2月3日から2月17日まで立春となる。梅も開花し日差しも少しずつ強くなるが、今年は寒波が続いている2月である。
今年の2月は例年と同じスケジュールで農作業を行なうこととしたい。2月の主な農作業は夏野菜の土づくり、ジャガイモの畝づくり、長ネギの播種などを行う。
2月は気温が低いので、播種する野菜の発芽適温と生育適温を維持するためにPOフィルムのトンネル内で育苗する。
1.土づくり・畝づくり
1月に引き続き夏野菜の土づくりを行う。
①土づくり(天地返し):長ネギ(上旬~中旬)
➁土づくり(2):ナス(深溝落葉)、ミニトマト(深溝落葉)(中旬~下旬)
③畝づくり:ジャガイモ、春播きニンジン(中旬~下旬)
④踏込温床づくり:ミニトマト・唐辛子、サツマイモ(中旬~下旬)
2.播種・植え付け
長ネギ、春播き人参を育苗床に播種する。
➀長ネギ播種(上旬~中旬:育苗床に直播き、POトンネル栽培)
➁ 春播き人参(中旬:POトンネル):(中旬~下旬)
③ミニトマト、唐辛子の芽だし(中旬~下旬:体温芽だし)
④サニーレタスの定植(下旬)
3.その他の手入
玉ネギの1回目の追肥、そら豆の摘芯を行う。
➀ミニトマト・唐辛子の踏込み温床の発酵:(上旬~中旬)
➁玉ネギの1回目の追肥(上旬~中旬)
③そら豆の除草・摘芯(中旬~下旬)
④スナップエンドウの除草(中旬~下旬)
⑤ヤマイモ貯蔵(中旬~下旬)
➅グリーン堆肥づくり(上旬~下旬)
4.収穫
冬ダイコン(2)とほうれん草(3)、ノラボウ菜の収穫を始める。
➀ほうれん草(3)(中旬~下旬)
➁冬ダイコン(2)、ノラボウ菜(下旬)
5.撤収
➀秋播きほうれん草(2)、チンゲンサイ、水菜(中旬~下旬)
➁小松菜(2)(中旬~下旬)
2月は不意の積雪があるので、トンネルや鳥害対策をきっちり行なう。黒マルチやビニールトンネルをきっちり張り野菜の生育適温を維持したい(2021年2月1日)。