現在液体肥料として油粕液体肥料、発酵鶏糞液体肥料、EM生ゴミ堆肥分離液、米の研ぎ汁発酵液を使用している。油粕液体肥料と発酵鶏糞液体肥料を多用している。
液体肥料の基礎データとして原液のpHを実測した。pHの測定はpH試験紙を用いた。測定結果を以下に示す。
1.液体肥料のpH測定結果
1)油粕液体肥料(油粕100g、米糠50g/2リットル、好気性・嫌気性発酵液)
pH:6.0~7.0
2)発酵鶏糞液体肥料(発酵鶏糞200g/2リットル、発酵鶏糞を溶解)
pH:6.0
3)EM生ゴミ堆肥分離液(嫌気性発酵液)
pH:5.0~6.0
4)米の研ぎ汁発酵液(米の研ぎ汁、ヨーグルト・豆乳・牛乳廃液:嫌気性発酵液)
pH:4.0~5.0
油粕液体肥料は中性、発酵鶏糞液体肥料は中性、EM生ゴミ堆肥分離液と米の研ぎ汁発酵液は弱酸性を示した。
2.今後の運用
米の研ぎ汁発酵液は弱酸性を示したので、酸性土壌を好む野菜の土づくりに用いる。
①ジャガイモ(pH:5~6.5)のそうか病対策として用いる。
➁サツマイモ(pH:5~6)の土壌改良剤として用いる。
弱酸性を示したEM生ゴミ堆肥分離液は1000倍以上に希釈しトイレ(便器)の脱臭やナス、キュウリ、ピーマン、ゴーヤなどの追肥や潅水時に液肥として用いる(2018年4月6日作成)。