肥料づくり:米の研ぎ汁乳酸発酵液の製造

1.米の研ぎ汁発酵液の用途

台所で発生する米の研ぎ汁や豆乳、牛乳、ヨーグルトのパック洗浄廃液は5リットルのポリタンクに入れ台所や畑に置き発酵させている。

米の研ぎ汁発酵液は油粕液体肥料とともに2~3倍に希釈しジョウロで葉菜などの追肥として施している。また米の研ぎ汁発酵液pH4~5程度の酸性を示す。

酸性土壌が好ましい野菜には肥料と言うよりも土壌改良剤(土壌の酸性化、悪玉の腐敗菌や病原菌の活動を抑制し善玉菌を増殖させる)としてジョウロで散布している。

2.米の研ぎ汁乳酸発酵液の製造

ジャガイモのそうか病対策の一つに土壌の酸性化(pH5以下)が挙げられている。食酢や木酢液を散布する方法もあるが、米の研ぎ汁を利用することを検討する。

現状の米の研ぎ汁に食塩と黒糖を加え乳酸発酵する。最終的にpH3~4程度の乳酸水溶液にすることが目標。

(1)発酵処方

以下に処方を示す。

・米の研ぎ汁:約2リットル

・食塩(粗塩):約20g

・黒糖(粗糖):約60g

(2)製造法

米の研ぎ汁を2リットルのペットボトルに入れ、食塩と黒糖を投入し激しく上下に振騰し栓を緩め2~3週間放置する。

3本の米の研ぎ汁乳酸発酵液を製造した。どの位のpHになっているか楽しみである(2019年7月1日作成)。

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