有機・無農薬野菜の栽培法:種子の寿命

家庭菜園で栽培する野菜の種子はほとんど購入していたが、種代や苗代もバカにならないので、自家製種子の比率を増やしている。

現在の自家製種子は長ネギ、唐辛子、シシトウ、オクラ、ミニトマト、カボチャ、ゴーヤ、マクワウリ、のらぼう菜、スナップエンドウ、そら豆、金ゴマ、落花生、小麦。

今後も自家製主枝を増やす考えである。購入種子の袋には発芽率の表示はあるが、保管期間(種子寿命)の記載は無い。今回、種子の保管寿命を雑誌などで調査した。

1.種子の保管寿命

種子の保管寿命を以下に一覧した。人参、玉ネギ、ネギ、枝豆、は寿命が短いので一度にたくさんの購入はししないことが必要である。

①1年:米(米用冷蔵庫で3年)

➁1~2年:人参、玉ネギ、ネギ、枝豆、スイートコーン、ミツバ、シソ、ニラ、落花生

③2~3年:そら豆、インゲン、ピーマン、ホウレン草、キャベツ、ブロッコリー、レタス、唐辛子、ゴボウ、ラディッシュ、アスパラガス。

④3~4年:カボチャ、スイカ、メロン、オクラ、トマト、ナス、マクワウリ、ゴーヤ、大根、カブ、白菜、漬け菜類、春菊、キュウリ、麦、小豆。

2.保管方法

休眠している種子にも寿命があり、採種されたときの環境条件、種子の熟し方、水分含有量、保管状態などによって種子の寿命は大きく左右される。

種子は保管状態が悪いと寿命は短くなる。種子を劣化させる大きな要因は

①温度:種子は温度が低いほど代謝が下がり、寿命が延びる。

➁酸素:密閉して酸素を遮断すると呼吸がゆっくりとなり、消耗が減る。

③水分(湿度):種子は乾燥すると発芽や老化、微生物による腐敗や発酵を抑えられる。 ・

温度と酸素濃度、湿度が低い程、種子の寿命は長くなる。特に、湿度の高い梅雨時や夏の高温下に曝すと寿は徐々に短くなる。

従って、播種後に残った種子は、冷蔵庫や風通しの良い冷暗所で貯蔵・保管するのが好ましい。

我が菜園では保管期間1~2年の残り種(枝豆、スイートコーン、人参、玉ネギ、ネギ、ホウレン草、キャベツ、ゴボウ)は冷蔵庫で保管している。

冷蔵庫で保管する場合、瓶や缶などで密閉できる容器に種子と乾燥剤を入れてビニールテープで密閉し、冷蔵庫の野菜室(5~10℃)に入れて保存する。 その他の保管期間が長い種は茶筒や海苔の空き缶、ポリ袋などに乾燥剤を入れ、常温の状態で保管している。

種子は常に呼吸をしている。大量に保管する場合は、防虫や酸素不足にならないような配慮が必要である(2017年10月26日改正)。

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